アクション映画の意外なヒーロー「ステディカム」

シルベスター・スタローン主演作品『ロッキー』で主人公が永遠に続くようにも見える階段を駆け上がるシーンを覚えているだろうか?上下に走りながら階段を登る間の安定したカメラワークを…。『Mr.&Mrs. スミス』でのアクション・シーンはどうだろうか?これらすべての不可能とも思えるカメラワークは「ステディカム」なくしてはあり得ないものだ。「ステディカム」とは、バネやサーボ、ショック・アブソーバなどを利用して、カメラやカメラ位置から余分な動きを排除しながら、ピントを保つ道具であり、車やカメラマンの体、ブームなどに搭載可能だ。このシステムは、かなりの長期間にわたり研究開発され、数年間の修正・改善を通して完成されたものである。もっとも古い試作品はバネと重りを利用してカメラのバランスをとり、容易に平面を移動できるようにしたものだった。次回からは、全く動かずにピントの固定されたアクション・シーンを見かけたら、作品と映画産業全体に貢献する「ステディカム」の活躍を思い起こしてみて欲しい。

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